手の痺れや極端に腕や手が冷える、なんて方はいらっしゃいませんか?
それは胸郭出口症候群かもしれません。
胸郭出口症候群ってどんな症状?
何らかの原因により脊髄から出ている手の感覚や運動を支配している「神経」や「血管」が圧迫されることによって引き起こされ、約9割が神経性のものであり、肩から腕、指先にかけての痺れや痛み、脱力感や筋力低下等が挙げられます。
約1割が血管性のもので、腕や手の冷たさや血色が悪くなる、むくみや痛みが出る等の症状が現れる疾患の総称です。
どんな人に多い?
発症しやすい方は男女比で1:2-3の割合で女性に多く、特に痩せ型でなで肩で20〜40代に多くみられます。
逆に男性の場合は筋肉質で日常的にトレーニングを行う様な方に多く、男女に共通してデスクワークや上肢を使うスポーツや仕事をしている方に多く発現します。
それぞれの圧迫箇所について
胸郭出口症候群はどこの神経や血管が圧迫されるかによって「頚肋症候群」「斜角筋症候群」「過外転症候群」「肋鎖症候群」に分けられます。
頚肋症候群(けいろくしょうこうぐん)
生まれつき、頚椎と呼ばれる首の骨の一部が、肋骨のように長くなっている場合、神経や血管を圧迫して症状が出現します。
頚肋になる確率は全体の0.2%であると言われています。
症状の出方によっては手術が適応となる可能性もあります。
斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)
首の前にある「前斜角筋」と「中斜角筋」の間で神経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。
腕を多く使う職業の方に多く、女性に多いのが特徴です。
小胸筋症候群(しょうきょうきんしょうこうぐん)
胸の外側にある「小胸筋」の下で神経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。
力仕事や偏ったトレーニングで胸筋と背筋のバランスが悪くなることで、胸筋が硬くなり症状が出やすくなります。
肋鎖症候群(ろくさしょうこうぐん)
その名の通り「肋骨」と「鎖骨」の間で経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。
リュックやカバンをかける際に症状が強くなることがあります。
胸郭出口症候群をそのままにしておくとどうなる?
腕を上げたり重いものを持ち上げたりと日常生活動作によって症状が悪化し、家事や仕事等での日常的な体の使い方や普段の姿勢が原因となる為、自然と治ることはありません。
それどころか痛みや痺れからそれをかばう形になる為、放置していては余計に症状が悪化してしまうのです。
TK整骨院の胸郭出口症候群の治療について
頚や胸の筋肉が硬くなることで神経や血管を圧迫して症状が出現する為、筋肉を緩めるために「トリガーポイント療法」や「超音波療法」がおすすめです。
また、胸郭出口症候群を根本的に改善する為、骨格の歪みに対して姿勢矯正や姿勢指導を行い、不良姿勢を改善し、体を支える筋肉を強化する為に「ヴィクトリズム」と呼ばれるEMSを使用してアプローチを行います。
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河口湖、富士吉田で真剣に胸郭出口症候群の症状を改善したい場合は当院へお越しください。